かつまた鍼灸治療院は子宝応援治療院として多くの患者さんと接しております
しかし、病院(医院)ではないので、医師のような診断権はございません。さらに「妊娠力」は数値化できるものでもないので、あなたが産み難いかどうかを断定することもできません
ただし、今までの施術経験上、ある程度の状態把握(判断)をすることは可能です
本日は、当院がどのようにして、皆さまの身体を確認しているのかお話させていただきますね。今日はその2回目です
まず前提条件として、ご主人さまに不妊傾向がなく、またあなたに器質的疾患(卵管が詰まっているなど)がない場合に限ります
2 仙骨(お尻の上)の皮膚状態を確認しています
初めに背骨の状態を確認し、次に私が見ているのが、仙骨付近の皮膚状態です
仙骨の前に子宮が位置しているので、ここの状態が良好でないと、子宮にも悪影響を与えかねません
この周辺に本来では見えないはずの赤い細い筋(スジ)が見えることがあります。この赤い細い筋のことを専門用語で細絡(サイラク)と呼びます
静脈瘤の小さなパターンというとわかりやすいでしょうか
我々の身体には一つ一つの細胞に血液や栄養素を届ける為の小さな血管が存在しています
それらを毛細血管(モウサイケッカン)と呼んでいます。通常は眼で確認できない血管なのですが、状態が悪くなると、心臓へ戻ることができず、その毛細血管に使用済の血液などが溜まり、眼で確認できるようになります
それを細絡と我々は呼んでいます
この状態は短期間でできるわけでなく、ある程度の年月を経て形成されています
したがって、そのような状態が長く続けば、やはり子宮にも影響が出てしまいます
もちろんそのような方でも、通常に妊娠される方もいらっしゃいます
しかし、多くの場合、婦人科系のトラブルを抱えていらっしゃるか、不妊傾向が強い方が少なくありません
血行不良によるものなので、血流が改善されると細絡は減少または消失します
毛細血管は年齢と共に稼働率が低下するものですので、歳を重ねると細絡もできやすくなります(20代の方でも細絡の存在を認めることがあります)
このような理由からも「妊活」はご結婚をされていなくても、将来お子様が欲しいと思われたその瞬間から始められた方がいいと当院は考えております
1 背骨にあるツボへの施灸時の皆さまの反応を確認しています
3 脚(足)の冷え状態を確認しています
次々回へ続く
最後までお読みくださり、ありがとうございました
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